チベット奇観 14 西チベット キュンルン修行洞窟群

キュンルンは長い間シャンシュン国の都が置かれていたのではないかと推定されるが、千数百年、あるいは数千年のスパンで見ると、大半は修行窟として使われた可能性が高い。彼らは多くがボン教徒であり、近年(この数百年)は仏教徒もいた。下右の洞窟はボン教徒が用いていたものだが、洞窟寺院であったと思われる。ひとりが一生ここで暮らしたのでなく、ボン教から派遣された修行僧が一定期間過ごし、管理したと思われる。私は個人的に上の写真のお伽の国めいた修行窟が好きで、いつかここで修行したいと思ったのを覚えている。

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