ダライラマ六世の秘められた生涯 目次
宮本神酒男 訳
『ツァンヤン・ギャツォ（ダライラマ六世）の秘められた生涯』（チベット語）。
私はこの小さな本をチベット自治区の西端、阿里の小さな書店で見つけた。
＜第1部＞
十五歳のとき、ポタラ宮で宝座に就く
＜第2部＞
北京へ向かう六世に刺客の影が忍び寄る
遊行僧に扮し、商人の旅隊に紛れ込む
毒の実を食べるも、少年に救われる
タルツェンドから漢地の峨眉山へ行く
天然痘で壊滅状態の村
呪術師、そして強盗に遭遇する
母猿は幼なじみの化身だった
ラサに戻る
秘密の洞窟にダーキニーたちが現れる
オルカ雪山で聖ツォンカパやヘールカの姿を見る
オデ・クンギェル雪山で青獅子と出会う
サムテン・リンで捕らえられる
女神の助けで脱出
青年ロギャと出会い、ともにインドへ
モンユルで奇妙なインド遊行僧に会う
聖人であるかどうか調べられる
インドに入り、チベット人巡礼集団と会う
ゾンビと戦う
宝の象
ロギャとの再会、そしてチベットのタクポへ
お米の雨、天からの銀貨
巡礼の旅をしながらラサへ
＜第3部＞
ラサから青海へ、そしてロギャとの永遠の別れ
ひとりセルコ寺を訪ねる
幼児の筆者、尊者に抱かれる
尊者の歌に人びと、涙を流す
大施主となるアボ王を訪ねる
尊者の聖なる徴
北京でかつての飼い犬と邂逅
尊者、死んだ医師を蘇生させる
ジャクルン寺の座主となる
モンゴル・ハルハからの信書
清朝との軋轢、そして融和
尊者、神通力で溺れる者を救う
オルドスを訪ねる
残り少ない日々