イエス・キリストのインド修行伝説 目次 宮本神酒男  ⇒ TOPへ 

〜イッサ文書から普遍宗教へ〜 

疑惑のイッサ文書、イエスの墓を発見したイスラム教自称メシア、イエスを愛したヒンドゥー・グル、伝説を喧伝した終末カルトの女教祖……イエスのインド伝説はかくも多くの物語を紡ぎだす 
 

イエスがインドに来て修行していたなら……こんな感じか

序 
概要 
補足:復元されたイエスの顔とキリスト描写文書  イエスの記述 
イエスは盗賊団の首領だった? 西暦45年のキリスト
 
 

イエスの時代の年表 

第1章 ノトヴィッチとイッサ文書の謎 
    ヤングハズバンドとノトヴィッチの一瞬の出会い 
    ラマからイッサ文書のことを聞く 
    イッサ仏 
    骨折のエピソードはオカルトの書からの借り物だった 
    イッサ伝(抄訳) 
    イッサ文書の奇妙さ 
    出版直後の反響 

第2章 忽然と消えたイッサ文書  
    私も見たいものだ、とヘミス僧院の大ラマは言った 
    ウソ、ウソ、それはまったくのウソです 
    ダグラス氏、ヘミス僧院のケンポに聞く 
    アベーダナンダの再発見 
      ⇒ アベーダナンダが要約したインドのイエス修行伝説 
    アベーダナンダ、イエスについて語る 
    神秘主義者のイッサ伝 ニコライ・リョーリフの再発見 
    カスパリ夫人の証言 
    ノトヴィッチとは何者だったのか 

第3章 イッサ伝説の土壌
    世界を遍歴し、インドにまで行ったアポロニオス      
      (1) イエスと同世代のアポロニオス 
      (2) 
アポロニオスの漂泊人生 
      (3) 
魔術師アポロニオス 

    ピタゴラスはインドで魂の不滅について学んだのか 

    イエスはブリタニア(英国)に行った 
     (0)アリマタヤのヨセフとはだれなのか 
     (1) アリマタヤのヨセフに連れられてブリタニアへ 
     (2) 錫交易と伝説 補足コルブリン・バイブル 
                  イエスは船大工だった? 

    オカルティストが説く聖書インド起源説 
     (1) ルイ・ジャコリオの功罪 
     (2) クリシュナはキリストか 

    エッセネ派=キリスト教徒=テラペウタイ派=仏教? 
     アーサー・リリー『キリスト教、あるいはエッセネ派キリストにおける仏教』がもたらしたもの 
     (1)アショーカ王によって仏教は西方へ伝播したのか 
     (2)アレクサンドリアの隠棲者たち 
     (3)テラペウタイ派と仏教の共通点 
     (4)テラペウタイ派とクリスチャン 
      補足:仏教のセラピー、あるいはヴィパッサナー 
         裸の哲学者  

    イエスはエッセネ派の共同体で学んだ 
     (1)テラペウタイ派はエッセネ派か 

    恐るべき幼時のイエス 

    イエスはエルサレムか、あるいはアレクサンドリアかエッセネ派のもとで学んだ 

第4章 聖トマス、インドへ行く 
    聖トマス伝説 
    トマス行伝 
    トマスの歌 
    ヒンドゥー教から見たトマス 
    聖トマスの骨の行方 

第5章 宝瓶宮福音書のイエスの旅路 
    百年ロングセラー 
    アカシック・レコード 
    ニューエイジのための福音書 
    知られざる17年・インドへ 
    知られざる17年・チベットへ 
    知られざる17年・エジプトへ 
    世界七賢人会議 

第6章 約束されたメシア イスラム版イエスのインド伝説(1) 
    ミルザ・グラーム・アフマド お騒がせメシアの誕生  
    約束されたメシア(救世主) 
    スーパー・アンチ・ヒーロー 
    イスラム原理主義者との討論 
    盲人、足なえ、聾唖者を奇跡で治しなさい 
    不思議と当たる死の予言 
    アフマド、暗殺容疑で拘束される 
    アフマドは語る イエスは十字架上で死ななかった 
    補足:バルナバ福音書の謎 

第7章 磔刑後、イエスはインドで長生きをした イスラム版イエスのインド伝説(2)  
    私はイエスと会った 
    イエスの軟膏 
    補足:過ぎ越し祭の陰謀 
    イエスの旅 
    失われたイスラエルの10支族 補足:インド東部のブネイ・メナシェはマナセの末裔? 
    アフガニスタンのユダヤ人の末裔 
    イエスの墓 参考:アフマド没後のアフマディヤ派 
    補足:イエスは完璧なスーフィーである 

第8章 カシミールのイエス イスラム版イエスのインド伝説 (3)  
    アフマディヤ派の「カシミールのイエス」 ホジャ・ナズィル・アフマド 
    カシミールのモーセの墓 
    ホジャ・ナズィルが主張するアフガン人イスラエル起源説 
    カシミール人イスラエル10支族末裔説 
    カシミールの部族名と聖書の対照表 

   補遺 キリスト教サドゥー サドゥー(行者)クリスチャン、スンダル・シン 
    スンダル・シンのキリスト教 石もて追われる サドゥーとして再出発 西洋人サドゥーと会う 
    もうひとりのサドゥー・シン キリスト教聖職者になるための訓練 クリスチャン托鉢僧 
    井戸に投げ込まれる 40日間断食 ネパールで福音を説く 瀕死の人を救う スーパースター 
    補足:キリスト教の出家 「10ルピーの教え
 

第9章 聖書を愛したヒンドゥー教グル イエスのヨーガ(1) 
    ヒンドゥー教がキリスト教と出会うとき 
    クンブメーラ祭での不思議なできごと 
    ババジと会う 
    グルから弟子へ伝えるキリスト教 
    ユクテシュワルの前半生 
    『聖なる科学』からの抜粋 

第10章 ヨガナンダのキリスト教 イエスのヨーガ(2) 
    欧米におけるヨーガの父 
    ヨガナンダの不思議に満ちた少年期 
    師ユクテシュワルとの出会い 
    日本を訪れたヨガナンダ 
    世界に花咲くメディテーション・センター 

第11章 ヨーガ行者イエスの教え イエスのヨーガ(3) 
    ヨガナンダとイッサ文書 
    あなたはクリスチャンなのですか 

    ヨーガ行者イエスの教え
    
(1)キリスト意識 
    
(2)言葉、それは神聖なる宇宙の波動 
    
(3)瞑想によって聖霊と交信する 
    
(4)第二の誕生 

第12章 ケルステンの『インドに生きたイエス』 探求者たち(1) 
    ホルガー・ケルステン登場 
    ナータ派が伝えるイシャ・ナート 
    東方の三博士はペルシアかインドからやってきた 
    テラペウタイ派と仏教 
    聖骸布は物語る 
    聖遺物であふれるコンスタンティノープル 
    イエスは磔刑を逃れることができたのか 
    磔刑後、インドへ 
    バヴィシュヤ・プラーナのイエス・キリスト 

第13章 ハスナインの第五福音書 探求者たち(2) 
    地元のスーフィー学者ハスナイン 
    古代の予言書 
    イエスに似た男の磔刑(『ラージャタランギニー』) 
    ナータ・ナマヴァリ 
    古代チベットはイエスを知っていたか 
    「純粋庭園」など 
    ユス・アサフの寓話集など 
    ペルシア語のカシミール史など 
    補足:カシミールとチベット 

第14章 サラーフッディーンの『救世主を救う』 探求者たち(3) 
    インドのイエスを説くウェブマスター 
    エイレナイオスの証言 
    仏教とキリスト教の比較 
    ノトヴィッチに関する新事実と深まる謎 
    イエスの墓発見の経緯 
    救世主を救う 
    サラーフッディーンの転向 

第15章 オルソンの『カシミールのイエス』 探求者たち(4) 
    イエスの血脈 
    アブラハムとブラフマー 
    マヌとノア 
    マグダラのマリアはマガダ国から来た 
    ブッダの目は青かった 
    『蜂の書』が語るイエスの杖と「イエス洞窟」 
    史書『ラージャタランギニー』中のイエス 

第16章 21世紀もつづくインド修行伝説 魂の光修道院主宰ジョージ・バークのキリスト教 
    イエスはインドでヒンドゥー教を学んだ 
    イエスがインドに来た痕跡 
    トマス福音書とインド修行伝説 

第17章 イエス、インドへ行く インドのイエス伝説をモティーフにした小説群 

    ジェフリー・スモール『神の息』 ノトヴィッチに捧げる冒険サスペンス 
    『ダ・ヴィンチ・コード』の亜流か、新機軸か 
    イッサ文書、ブータンへ 
    キリスト教原理主義との戦い 
    イッサをめぐる神学論争 

    アンジェロ・パラティコ『カルマ・キラー』 イッサはチベットへ行ってボン教開祖になった
    イエスの18年間の謎 
    イッサ文書はどこへ行ったのか 
    シャングリラを建設したのはイエスだった 
    イエスはボン教開祖になった 
    悪との戦い 

    アシュウィン・サンギ『ローザバル・ライン』 明かされるマグダラのマリアの秘密 
    ネットから生まれたベストセラー 
    時空を超えるサスペンス 
    聖女マグダラのマリア 

    スタニスラフ・カプシチンスキ『イェシュア イエスのインド思索の冒険 
    ポーランド魂 
    イェシュアの死を知る 
    エルサレムからの旅立ち 
    アートマを探る 
    象と話すイェシュア 
    聖者の講話 
    霊的進化を遂げるイェシュア 

    クリストファー・ムーア『子羊』 笑いのイエス 
    ビフによる福音書 
    どうしたらメシアになれるのかわからないヨシュア 
    
東方の三賢人を求めて東方へ 
    神の羊 
    マグダラのマリアが本当に愛したのは 

    ユージーン・ホイットワース『キリストの九つの顔』 永遠の秘儀参入者イェシュア 
    秘儀参入者 
    エッセネ派のイニシエーション 
    ドルイド僧イェシュア 
    古代インドの教え 
    
エレファンタ洞窟の秘儀 
    神の化身となる密儀 (1) (2) 
    神秘の極み 


    ダグラス・メイベリー『イエス 誕生から洗礼まで』 インド人教師から学ぶ 

    ティナ・ルイーズ・スポルディング『イエスの自伝』 チャネリングによるイエスの真実 

第18章 ドキュメンタリー・フィルム 『イエスの失われた歳月』 
    解説 イッサの足跡を訪ねる 
    画像集(1) ノトヴィッチの投じた大きな一石 
    画像集(2) 聖骸布と聖槍 

    ジャネット・ボック『イエスのミステリー』 
    パレスチナからインドへ歩けるのか 
    サイババ、イエスについて語る 


    ドキュメンタリー・フィルム 『インドのイエス』 
    イエスの旅を求めて旅に出た 
    シャンカラチャリヤかく語りき 
    ノトヴィッチの残像 
    イエスの墓をめぐる論争 
    アベーダナンダ、ヨガナンダ、そしてダライラマの言葉 

第19章 秘教的イエスの冒険 

    バラ十字会の神秘的イエス 
    (1)独創的なオカルティスト、H・スペンサー・ルイス 
    (2)イエスの知られざる生涯 

    エドガー・ケイシーが「読む」イエス修行の旅 
    転生を繰り返すイエス 
    エッセネ派の教師ユディによって東方へ送られたイエス 
    インド修行の目的 

    霊能者シルビア・ブラウンの『イエスの神秘的生活』 
    有名サイキックはストーリーテラー 
    異端的イエス・キリスト 
    カルマと奇蹟 
    イエスはインドで学んだ 
    磔刑のとき何があったのか 
    ブリテンへ、そしてふたたびインドへ 

    神秘家トリシア・マッキャノンのイエス 
    謎だらけのイエス 
    ブッダの国のイエス 

    終末カルト教祖のイエス伝説 
    予言者エリザベス・クレア・プロフェット(1) (2) 
    プロフェットの「イエスの失われた歳月」 
    聖なる女性原理 

    前世療法で探るイエスの失われた歳月 リチャード・G・パットン 

エピローグ、あるいはプロローグ 普遍宗教へ 
    ラーマクリシュナの神秘体験 
    いかにしてインドのイエス伝説は形成されたか 
    ヴィヴェーカーナンダにとってのキリスト教と普遍宗教 
    ダライ・ラマ「仏教とキリスト教は似ている」 
    ティック・ナット・ハン「イエスはブッダのように菩提樹の下で瞑想した」 
    ブッダなしにはキリスト教徒たりえなかった 
    補足:融け合うヒンドゥー教とイスラム教 
        ヒンドゥー・スーフィー イスラム教ファキール・サイババ カビール 


Bibliography 参考書目